― やぁ、皆初めまして。
そして
このフレア町へようこそ。
ボクは、このフレア町に住む藤色クマのふじ。
うん、今日もいい朝だ
今日も耳にレモンの皮を飾って一日頑張ろう。
『ふじ〜、いっしょあそぼ〜!』
この声は、ふわふわうさぎのフレアだ。
少し天然で、おしゃれと可愛い物が大好きな、女の子らしい元気な女の子。
ぷにぷにのほっぺと真っ白な毛の柔らかさはお菓子のマシュマロみたいにふわふわしていて気持ちいんだよ。
よくフレア町の皆から頬っぺたをぷにぷにされてるみたい。
『フレア♪うん、遊ぼ。』
キョロキョロと周りを見るフレア
『皆はまだ来てないんだね?』
『皆まだ寝てるのかもね?』
『ふじくん、フレアちゃん、おはよう。二人とも朝早いんだね。』
ボクとフレアの背後からふわりと優しい声が聞こえた。
そう、この声の持ち主は
癒しの花はーとちゃん。
優しく柔らかい物腰、癒し系の女の子。
性格もおっとりしてて一緒にいるだけで落ち着くんだ。
『花はーとちゃん、おはよ〜!』
『おはよう、はーとちゃん。』
『しょうたくんは…、まだみたいだね。
ふふ、今日も安定のお寝坊さんみたいね。』
花はーとちゃんが言ってるしょうた、とは
いちごネコのしょうたさん。
ボク達4匹の中で一番お寝坊さんでのんびりや、大の苺好きのお菓子、料理が得意の女子力高い男の子。
『今ではしょうたの遅れっぷりには慣れたけど、最初の頃は何かあったのかな?って皆心配して何度しょうたの家に行った事か』
とボクは苦笑いを浮かべる
『低血圧かな?しょうたっちは血の気0だからね。
まぁ、それはフレア達もか!』
『あれ〜、ふじ、フレア、花はーとちゃん、もう来てたんだ。昨日お菓子作りで夜更かししてたらなかなか 起きれなくて。えへへ』
あくびをしながら眠そうなしょうたがやっとボク達の所にやって来た。
『夜更かしはしょうたくんのいつものことでしょ。
体調崩さない程度に、ほどほどにね?』
花はーとちゃんからツッコミと心配の言葉がかけられる。
『は〜い。』
緩く返事を返すしょうた。
これがボク達の日常
みんなボクの大切なお友達。
そして、このフレア町は心温まる温かい人達しかいない緑に囲まれた小さな町。
ボクもフレアもはーとちゃんもしょうたも、フレア町の皆もこのフレア町が大好きなんだ。
皆がいつまでも元気で、仲良く、フレア町にいつまでも平和が続きますように。
第2章へ続く〜